プロジェクト

やる気をなくすとき

プロジェクトメンバーがやる気をなくすケースを思いつくままに書き出してみた。 ・自分の役割がわからない。 ・自分が必要とされていないと感じた。 ・自分の話を聞いてくれない。 ・働くための環境が十分揃っていない。 ・終わりが見えない。 ・仕事が増え…

要件の変更はプロジェクトを失敗に導く

プロジェクトは依頼者の要件を元に発足する。要件を元に計画が立てられ、納期が決まる。その要件が変わったり、増えたりすると当然計画も変わってしまう。この責任は当然依頼者側にあり、納期や費用の見直し、もしくはプロジェクトの範囲外として扱っていた…

マイルストーンを利用する

大きな目標を達成したければ、目標を小さく分割し、ひとつずつ片付けければ良い。プロジェクトではこの小さな目標をマイルストーンという。プロジェクトメンバーはマイルストーンに向かって仕事を進める。マイルストーンがないと、メンバーはプロジェクトの…

いちいち承認をもらおう

スコープ定義で成果物の範囲が決まったら、プロジェクトオーナーに承認をもらうべきである。作ったものの、「そんなもの頼んだ覚えがない。」と言われたら、そのショックは大きい。ショックだけで済めば良いが、それにかかった時間やコストは取り返せない。…

スコープ定義

プロジェクトの成果物や作業の範囲をスコープという。プロジェクトの最初にこれを明確にしておかないとそのプロジェクトはデスマーチになってしまう。何をするにしても終わりのイメージやゴールが見ながら仕事をしたいものだ。

欲張らない

何事も欲張ってはことを仕損じる。システム開発も同じく、発注者であるユーザーには欲張らないようお願いすべきだ。できる限り必要最低限の機能に絞ってもらおう。機能数が多ければ多いほど、全体の整合性を取るのが難しくなり、失敗する可能性が高くなる。…

議事録で身を守ろう

システム開発では発注者と受注者の間で話し合われたことが後で変更になることがよくある。大抵はどちらかが以前言ったことを忘れてしまっていることに原因がある。このようなことを避けるためにも議事録などの記録を取るべきである。面倒な作業ではあるが、…

反省会をやろう

失敗したと言っても貴重な経験をしたのだからこれを活かさない手はない。 プロジェクトが終わったら必ず反省会をやろう。 何が原因で失敗したのか、今後どうすれば失敗を避けられるのかを議論すべきである。 それを組織で共有すれば組織も成長するだろう。ホ…

契約をおろそかにしない

どんな仕事においても契約は最も重要である。 契約の締結は営業の仕事であったが、営業がいなかったので、自分でやってしまった。 今回の契約では顧客と交わすものと協力会社と交わすものがあった。 顧客と交わすものについては顧客から提示された契約書を使…

プロマネ試験に合格

今年10月に受験した情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャ試験に合格した。 午前の問題の成績が660点、午後Iが640点、午後IIがA評価だった。 午後IIの論文は請負契約の発注に関するテーマを選んだ。 請負契約においては、受注側は発注側に進捗報告を行…

ボトルネックに気づく

プロジェクトを進めているとどこかのチームが遅れ出してくる。 そこには何らかのボトルネックが存在する。 チームのリーダーがボトルネックになることもある。 人にはいろいろなタイプがあって、他人に仕事が振れる人と、自分でやらないと気が済まない人がい…

ドキュメントが書けるようになるには

前回、ドキュメントが書けない人はSEではないと述べた。 では、どうすればドキュメントが書けるようになるのだろうか。 まずは書くことに慣れなければならない。 お勧めするのは、業務日記を毎日書くことである。 初めは書き辛いだろうが、箇条書きでよいか…

ドキュメントが書けない人はSEじゃない

SEと称していながら、ドキュメントが書けない人がいる。 はっきり言って、そういう人はSEに向いていない。 システムを受託開発するとき、ユーザーのニーズを把握するためのインタビューを行う。 インタビューの結果、その内容を文書化する。 自分の解釈…

外注管理は厳しく

大きなプロジェクトでは協力会社の参加は必須条件だ。 私自身も外注として仕事をしたことが何度もあるので、外注という言葉をあまり使いたくない。 しかし、その管理ということでは「外注管理」が一般的な用語なので、ここでは使うことにする。 協力会社から…

兼任はご法度

このプロジェクトが失敗した原因の一つとして体制の不備が挙げられる。 私はプロジェクトマネージャーをやりながら、営業やSEの役割も担った。 たまにはプログラミングも。。。 やってはいけないことをやっていたのである。 バブル崩壊直後のソフトウェア…

リスクを取るかどうかの判断をする。

そもそも最初からこのプロジェクトは間違っていた。 いまだに赤字を垂れ流しながら続けている。 会社の看板を守るために。 約2年前にシステムの企画、基本設計を終えて、システム開発費用を見積もった。 2億円を超えた。 当時の部長は、業績不振の部門を立…