契約書と設計書

契約書を書く事は設計書を書く事に似ている。対象となる範囲を明確に絞り、契約相手との約束事を論理的に縛って行く。約束事の中に隙があっては相手から付け込まれる。ソフトウェアであれば、例外処理が抜けているとOSの割り込みが入って事無きを得る事もあるが、セキュリティホールを突かれれば、悪意のある連中に好きなようにされる。契約書の場合は原則的には民法や商法がOSのように守ってくれるが、中には契約内容の不備をセキュリティホールのように狙って悪用する相手もいる。あらゆる側面から見て隙が無い様に書かなければならないという点で契約書と設計書は似ている。