一人では生きて行けない

豊かな時代にいると、誰に頼らなくても生きて行けるような錯覚に陥る。しかし、改めて身の回りを見渡すと自分で作ったものなどほとんどない。自分で稼いで買ったものだから、自力で生きていると言うかも知れないが、お金を稼ぐにしても会社や顧客、仕入先等、多くの協力者に頼っているはずである。目に見えない多くの力によって我々は生かされている。一人で生きて行くなど身の程知らずなことは言わない方が良い。多くの力に感謝し、自力もその力の一部になるくらいの謙虚さを持ちたいものである。