国際競争力

この国は国際的な競争力をつけるために数々の改革を行った。その結果、格差社会を生み出した。果たしてこれで競争力がつくのだろうか。無駄を無くすことにより、国の借金を減らすという点では評価できるが、そのしわ寄せを弱者に回すというのはいただけない。特にお金がない人間は、才能があっても、十分な教育が受けられない、という状況が増えてきているが、それは国にとって大きな損失である。国は人によって成り立っている。その人を育てずに国の繁栄はあり得ない。10年後、20年後を見据えて、改革で生み出した財源を戦略的に活用し、競争力のある、豊かな国造りを期待している。