見積もり

  • 見積もりとは、過去のプロジェクトで要したリソースや作業量の実績、プロジェクトチームが持つ開発ノウハウ、メンバーの専門知識やスキルレベル等の情報を基に、これから推進するプロジェクトが必要とするリソースや期間、コスト等を予測する作業である。
  • 見積もりを行うためにプロジェクトが完了した時点で得られる成果物を明確にしなければならない。
  • 成果物を生み出すための作業をできる限り細かく洗い出し、それぞれにかかる作業工数を見積もり、それらを積み上げて算出する。
  • プロジェクトの初期段階では、ユーザーの要求事項や採用する技術、メンバーのスキルレベル等、不確定要素が多く、判断する情報が少ないため、見積もりの誤差は大きくなる。よって、この段階でプロジェクトの予算を取る時は、見積もりが不正確であることを前提に、後で変更できるようにユーザーとの合意が必要である。
  • プロジェクトが進むに連れて、ユーザーの要求事項や要件が固まり、利用技術やメンバーのスキルレベル等が明確になってくるため、見積もりの精度は向上する。
  • 順調に進むプロジェクトは稀であるため、工数や期間に適切なバッファを設けておく。
  • 見積もりはそれぞれ異なった経験や知識を持った人達がレビューして、精度を上げるべきである。