進捗確認の方法

プロジェクトが進んでいるかどうかは予定していた成果物の完成度で判断すべきだ。進捗会議でメンバーから各自の作業状況を聞くのは当然だが、鵜呑みは禁物である。設計書やプログラムソース等の成果物を実際に見るまで信じてはならない。設計書はレビューで完成度を判断できるが、プログラムはそういう訳にはいかない。プログラムの動きを見せてもらうのも非効率なので、単体テストの結果を提出してもらおう。テストケースの網羅率の高低でそのプログラムの品質やプログラマの力量が測れる。
完了したという報告を受けてもこちらが知らないうちに成果物が変更されていることはよくあることである。そういう時は何か問題が起こっている可能性が高いので、注意が必要である。毎日成果物の作成日付や更新日付をチェックすることによって問題を早期発見しよう。CVSやVSS等の構成管理ツールを使うと効率的にチェックできるので、お勧めである。