変更管理

仕様変更、仕様追加の依頼を受ける時は変更依頼書等の文書でやりとりすべきである。決して口頭でやりとりしてはならない。その依頼文書を受け取ったとしてもSEの判断で対応してはならない。然るべき会議で検討し、プロジェクトマネージャがどのように対応すべきか判断しなければならない。プロジェクト開始当初のスコープ定義が変わる可能性があるため、慎重に取り扱う必要がある。スコープは成果物や作業の範囲を示す。スコープ定義を基に納期を決めるので、それが変わるということは納期も変わるということである。変更の責任がユーザにあるなら、その変更をこのプロジェクトの範囲外にするよう交渉する。含める場合は納期の延長と費用の追加を交渉する。変更の責任が開発側にある場合は、如何にその分の工数を減らすか知恵を絞らなければならない。変更管理の巧拙がプロジェクトの成否の鍵を握ると言っても過言ではない。